イギリスのロック・グループ、プロコルパルムの「青い影」を17才で知った。1967年のデビュー曲。バッハの「G線上のアリア」とカンタータが原曲。歌詞は翻訳が難解。メロディが素晴らしいので哲学的に訳そうとする故にさらに難解になる。黒っぽいフィーリングのボーカルが、この頃から好まれ始めた。この唄声の味わいを当時、まだ理解しない若い人も多く、黒人の歌と軽視する向きには腹立たしく感じた。アニマルズのエリック・バードンのライブを観て、ブルースに人生を賭けた有名なアーティストもいた時代、そこから本物志向の音楽ファンが育ち、増殖していった。「青い影」を聴いてみて下さい。